こんにちは、飯島です。
相続のことを考え始めたときに
「そもそも何から手をつければいいの?」
「期限があるって本当?」
「専門家に相談する前に、まず全体像だけでも知っておきたい」
そんな方に向けて、相続手続きの全体像をやさしく丁寧に解説したnote記事を公開しました。
【2025年版】相続手続き完全ガイド
https://note.com/asumia_sihou/n/n2b437413b84b
この記事では、こんなことをまとめています
●相続は「名義変更」ではなく「財産の清算」
●相続人の確定方法(戸籍の収集と注意点)
●不動産・預金・見落としがちなデジタル資産の確認方法
●トラブルを防ぐための遺産分割協議の進め方
●不動産・預貯金の名義変更の実務
●相続登記の義務化と過料(2024年法改正)
●「3か月以内」「10か月以内」など重要な期限管理
【相続手続きの概要】
相続手続きは、以下、4つの流れで進んでいきます。
①相続人の確認
(被相続人が生まれた記載がある戸籍~亡くなった記載がある戸籍を全て取得)
②相続財産の確認
(不動産、預貯金、株式など)
③遺産分割協議
(①で確認ができた相続人全員で、②で確認ができた財産を誰が相続するか)
④名義変更
(相続登記、預貯金の解約など)
この手順って、相続財産の額とか内容に関わらず、基本的にはぜ~んぶ同じだし、
必要な書類も、ぜ~んぶ同じ。
残念ながら
「額が少ないから、①はすっ飛ばそうぜ~」
とかは無い(笑)
相続手続きの最終目的は、亡くなった方の財産の清算手続きです。
「あっ、ここに不動産あるから、これやろ」
「あっ、ここの口座に残高あるから、これやろ」
みたいに、1個1個の財産について考えていくのではなく、
亡くなった方の財産を全て洗い出して整理し、次の世代に引き継いでいく
これが相続手続きの目的です。
で、引き継ぐということは、=④名義変更
これが相続手続きの最終目的です。
これをしようと思ったら、「名義を管理している機関」が関係してきます。
●不動産であれば、法務局
●預貯金であれば、銀行
そこに対して、
「私たちは、きちんとした手順を踏んで、その結果、この相続人が引き継ぐことになったよ」
って、伝えないといけない。
だから、額に関わらず、同じ手順を踏んで、そして、同じ書類を提出するようになります。
ただし、たまに例外はあります。
例えば、金融機関の手続きで、額が少額な場合、①についての提出書類が一部省略できるとか。
でも、不動産登記については、例外はありません。
評価額が1,000円の土地も、100,000,000円の土地も、手続きの流れも法務局に提出する書類は、全く同じです。
相続は、誰もが関係する、身近な手続きです。
「うちは財産が少ないから関係ないし~」と思わず、先ずは、「相続手続きってこんな感じなんだね~」っていう事を知っていただける内容なので、ぜひ、読んでみてください。