同期の死

3日前、同期の司法書士が亡くなりました。
司法書士の業界では、同じ年に合格した人と、法務局に長年勤て、
司法書士の資格を取得する人の集まりを、同期と呼んでいます。
その方は、私が合格した年に、司法書士の資格を取得された方です。
私たちの年は、下は20代(私)から、上は50代まで、幅広い年齢の方が集まった年でした。
男女比も半々くらいでした。
そのせいか、とっても仲が良く、15年経った今でも交流が続いています。
右も左も分からずに開業した私を、同期が支えてくれました。
同期がいなけれな、今の私はありません。
その方にも、とてもお世話になりました。
私たちの代が、古き良き法務局時代を知っている最後の代です。
いい意味で、人間味があった時代でした。
その時代を、登記官として生きてこられ、みんなに慕われた方でした。
司法書士になられた後も、司法書士の同業からも、お客様からも愛されていた方でした。
本当に寂しいです。
もっと、お話し聞きたかったです。
もっと、三線、聞きたかったです。
同期が亡くなるのは2人目です。
こうやって、だんだん、親しい方が亡くなっていくんですね。
でも、誤解を恐れずに書かせていただくと、生き方は勿論のこと、
私が理想とする死に方をされました。
本当に羨ましいです。
予定よりもはるかに多い人が、最後のお別れにいらっしゃいました。
改めて、素敵な人だったなと実感しました。
ご冥福をお祈りします。