手がかかる?債権業者

うちの事務所では、貸金業者に対して、過払いの請求をさせていただくことも多いのですが、
ご依頼人さまが、最初に事務所にご相談にいらっしゃる場合
1、ご相談にいらした時点で、支払をされている場合(債務が残っている場合)
2、既に完済されている場合
の2つのケースがあります。
1の場合は、引き直しの計算をして、初めて、過払いになっていることが判明します。
2の場合は、過払いになっていることが確実です。
もちろん、2の場合でも、過払いの金額は、引き直しの計算をしなければ分かりません。
今回、2のケースで、事務所にご相談にいらした方の手続きが「やっと」終わりました。
「やっと」と言いますのも
和解では、全く話しにならない相手なので、訴訟するしかありません。
訴訟でも、「引き延ばし」に次ぐ「引き延ばし」で、あらゆる手を使ってきます。
「移送の申立」から始まり
 
「悪意でないことの主張」
「膨大な準備書面」
最後は、「控訴」まで・・・
ここまでは、良くあることなのですが、この会社は、出廷してきません。
もう1つ、同じような対応をしてくる業者があるのですが、この業者は、
控訴になれば、きちんと出廷し、話しをする余地があります。
結局、この業者は出廷しませんので、取り下げ擬制となり、1審の判決が確定します。
本当に時間がかかります。
それで、すぐに払うのかと思えば、確定後も、減額の要求をしてきます。
うちの事務所の場合、債権者とどのように対応していくかは、ご依頼人さまの状況で
判断していきます。
・裁判をして、回収した方がいいのか
・和解をして、早く入金してもらった方がいいのか
etc.
今回は、他に債務もなく、時間がかかっても構わないということでしたので、
どっしり腰を据えて、対応することができました。
お陰さまで、支払日までの利息も含めて、全額回収しました
まぁ、いつものように、ご本人さんに、直接、電信現金払で支払ってきましたが。
最後まで、手がかかる相手です
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