犯罪者に間違われた運転手さん

私は、良く、タクシーを利用します。
運転手さんによって、個性があるので、どんな運転手さんに出会えるか
毎回楽しみです。
先日利用したタクシーの運転手さんは、とっても良くしゃべる方でした。
大柄な方で、声の大きい、元気な方。
その方と、花粉症トークをしていた時のこと。
「私、郵便局、嫌いなんです」
「そうですか・・・。(なぜ)」
「郵便局で、カラーボールをかまえた職員に取り囲まれまして
「カラーボールですか
今のように、花粉症グッズが無かった時代に、サングラスにマスク姿で郵便局のATMの列に並んでいたそうです。
目は痒いわ、鼻は出るわで、怪しい動きに見えたんでしょうか。
ATMで、自分の番が来た途端に、ドアの奥から、人がわらわら出てきて、あっという間に、取り囲まれたそうです。
しかも、カラーボールを握りしめられて。
「何・何」と訳も分からない内に、別室に連れて行かれたそうです。
どうやら、振り込め詐欺の引き出し役として、指名手配されていた人物と風貌が似ていたとのこと。
とんだ災難だったとのことでした。
しかし、その運転手さんが怒っていらっしゃったのは、その後の対応の悪さだそうです。
一応謝るものの、お役所的な対応の仕方で、全く誠意が感じられなかったとのこと。
失敗したことよりも、その後の対応が大事だなと思いました。
飯島きよか司法書士事務所/広島