緊張する公正証書遺言

先日、公証人役場に遺言をしに行ってきました。
その方は、ある施設に入所されている方で、その施設長をされている方からのご紹介でした。
何度か施設におじゃまして、最終的な遺言内容を確認し、いざ、公証人役場に向かいました。
公正証書遺言とは、公証人の前で、遺言内容を確認していきます。
事前に私と公証人とで打ち合わせ済みですので、あとは、ご本人さんに確認していだだくだけだったのですが。
いざ、公証人を前にすると、混乱されてしまったようで、遺言内容が定まらなくなってしまい・・・。
実は、よくあることなのです。
公証人役場という特殊な空間で、しかも初めて会う公証人に緊張してしまうのか、今まで意思が固まっていた方が、急に混乱されてしまうようです。
もちろん、公正証書にするまでに、私が何度も意思確認をし、内容を確認し、その上で、公正証書にするわけですから、内容が定まっていない訳ではありません。
特殊な環境が、そうさせるのでしょう。
今回は1時間以上かけ、途中で休憩をはさみながら、本人さんの最終意思を確認していきました。
全ての手続きが終わると、ご本人さんも「ほっ」っとしていらっしゃいました。
無事に終わって良かったです。

飯島きよか司法書士事務所/広島