選択する時の「根っこ」

今日の午前中、決済の立会をしてきました。
決済とは
「不動産を購入する際に、売主さんと買主さん、仲介業者さんが一堂に集まり、
残代金の支払と、登記書類の確認を、同時に行うこと」
です。
司法書士の役割は、そこで、登記書類の確認を行うことです。
「お金払ったのに、登記(不動産の名義変更)できない」という事態を避けるために、
司法書士が立会います。
ところで、私が司法書士になって、11年目になります。
数多くの決済の立会を行わせていただきました。
そこで感じるのは、「不動産は、誰から買うかが、とっても重要」ということです。
「法律で決まっていることを、買主さんにお伝えする」のは、当然のことです。
問題は、「グレーな部分」(=法律で決まっていることではないけれど、伝えないというのもいかがなものか・・・)を
どう考えるのか。
必要以上に調べてしまうと、「グレー」が、「黒」になってしまうような物件もあります。
そういう物件に対して、どのように向き合うのか。
これは、仲介業の方によって、さまざまです。
今日、出席された方々は、「自分が買主だったら、どう思うか」というスタンスで、判断するようにされているとのことです
今回の売買にも、そのスタンスで臨まれていらっしゃいました
このような「スローガン的なこと」は、口で言うのは簡単ですが、実際に、自分がその立場に立った時に、いかに行動できるか。
非常に難しいことだと思います。
判断に迷うような状況に遭遇した時、いろいろな選択肢が出てきて、どうしたらいいのか迷ってしまいます。
その際に、有効なのが、「根っこ」を決めておく、ということです。
うちの事務所の場合は、
「依頼者の方の立場にたって考える」ということを、「根っこ」にしています。
「法律の立場」だけで判断すると、1人1人の顔が見えない、画一的な判断になってしまうこともありますので。
(あくまで、法律を守った上での判断です。悪しからず
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