貸金業法改正

貸金業法が改正されましたね。
どのように改正されたのかは、ネットにもいろいろ載っていますが、私が気になっているのは、「影響を受ける方たちの気持ち」です。
ある日を境に、急にお金が借りられなくなったら、精神的にものすごくしんどいだろうな~・・・。
誤解を招いてはいけないので、きちんと断っておきますが、私は改正に賛成です。
今まで、金利について2重の法律があったこと自体が異常だったわけですし、金利を下げる必要があると思います。
ただ、結局、そのしわ寄せが、一般の消費者にきてしまうのではないかが心配です。
私、開業当初、本当にお金がありませんでした。
(貯金もコネも全くなく、ゼロからのスタートでしたから)
登録免許税の立て替えができず、1度だけ、父から印紙代を借りました。
私には貸してもらえる相手がいましたが、中には消費者金融を頼らざるを得ない人もいると思います。
もともと高い金利を前提としたビジネスモデルで成り立ってきた業界ですから、その根底の部分を変えようとすれば、当然、ビジネスモデルの転換が必要となります。
その結果、借りられない人が出てくるでしょう。
ただ、絶対にしてはいけないのが「貸してくれるところを探しまくる」ことです。
残念ながら、貸してくれるところのほとんどがヤミ金です。
借りた瞬間は、取りあえずの危機を乗り越えた気がしますが、すぐに別の危機に陥ります。
ヤミ金は、1度はまってしまうとなかなか抜けれません。
絶対に、今以上にしんどくなります。
「借りられなくなって、困ってしまったら、どこでもいいので、相談に行って下さい」
うちの事務所でもいいですし、公的な機関でもかまいません。
絶対に、ヤミ金に手を出してはいけません
飯島きよか司法書士事務所/広島